ロマろぐ

オタクコレクターの人生後半戦記

アメコミ感想「ジャスティス・リーグ:新たなる正義」

「私はそんな声はしていない」(バットマン

 

おすすめ:★★★★☆

 宇宙から飛来した未知の超エネルギー体「総和体(Totarity)」を巡る、レックス・ルーサー率いるリージョン・オブ・ドゥームとジャスティス・リーグとの、アウタースペース(地球外)とインナースペース(体内)で繰り広げられる壮大な戦い。邦訳「ジャスティス・リーグ:ノー・ジャスティス」の続編です。

 「総和体」は原始を司ると思われる形態不明のエネルギーのようですが、現時点ではまだまだ謎に包まれています。ルーサーはかなり知ってはいるようですが・・・まぁ、いつも思わせぶりです。

今回のキーマンはマーシャン・マンハンタージョン・ジョーンズ)と2代目グリーン・ランタン(ジョン・スチュワート)。特にマーシャン・マンハンターテレパスなので、総和体との意識の接触を試みる役どころ。ワンダーウーマンとアクアマンが結構損な役回りなのは残念ですが、続編では活躍するようです。

 

 今回も絶好調のスコット・スナイダー節。独特な(ちょっとわかりにくい)演出、意外と根性(ガッツ)な解決策、たまに韻を踏むページ構成、終盤の怒涛の展開、「そんな皆が忘れてたネタをそこでぶっ込むか」的なマニアックさが融合しております。

 

 しかし、リージョン・オブ・ドゥームというか、ルーサーがジョーカーを仲間にした時点で計画が成功しない気がするw。ルーサーは選人眼だけは無いよね。ただ、お話上ヴィラン同士でチームアップしているときのジョーカーは結構従順でおとなしい。劇場版のジャイアン状態です。

 

この一冊で一旦解決はしますが、お話は「ジャスティス・リーグ:神々の墓標」に続きます。

 またランタンの色が増えてしまった・・・!

  

Totarityシリーズ