ロマろぐ

オタクコレクターの人生後半戦記

前橋ウィッチーズ コンテ担当しました

2025年 4月〜6月(春アニメ)のお仕事実績です。

 

TVアニメ

前橋ウィッチーズ

www.maebashi-witches.com

 

04話・07話・09話・11話 の絵コンテを担当しました。

 

全12話中4話と、全エピソードの1/3を担当しました。ありがたいことです。

オリジナルアニメはコンテを描いていても先の読めない楽しさがあり、自由度という点でも原作モノとは違った楽しさがありますね。4話のゲームネタはノリノリでした。

 

絵コンテ屋と生成AI

最近の生成AIはすごいすね。動画が生成出来るようになってから一気に幅が広がってきたと思います。

さて、僕は絵コンテ屋ですが、AIがどう影響するかをなんとなく考えてみました。

映像作品では脚本制作から本制作までは

  1. 脚本制作
  2. 絵コンテ作成
  3. プリビズ作成(実写・3DCGの場合)
  4. 本制作

という工程をとっています。

絵コンテは脚本から一旦静止画で(安価に)ラフな映像を作る工程、と考えてもらってよいです。

手描きアニメにはあまりない工程が「プリビズ」。これは絵コンテを元にさらに映像としてしっかりしたものを制作して、イメージをさらに固める工程です。

例えばハリウッドではメインの俳優さんを使わずに、安い俳優さんで一旦全部撮ってしまうとか。イメージなどを確認・評価・修正・共有し、本番の撮影を効率化する。お金の力ですね。

3DCGだと棒人形などで一旦作ってみて、さらにイメージ(&工数)を固める作業です。

 

AIが発達してくると何が起こるかと考えると、脚本から絵コンテをすっ飛ばしてプリビズが出来るようになるのではないのかと。脚本を読み込ませると、ほぼプリビズ状態の映像が(なんなら声つきで)生成される。

修正も監督がAIと会話することで、(絵コンテの修正だと数営業日かかる)いろいろなパターンが瞬時に出てきて監督のイメージ作りに役立ちますし、その後の本制作の作業もかなりやりやすくなるでしょう。トライアンドエラーが格段に楽になるのはとても強いです。

さらにプリビズはあくまでガイド(参考)であり、本番にはそのまま使われないので著作権的な部分もさほど問題ないでしょう。

絵コンテは描く人によって絵の癖が出る(読みにくいコンテを描いてくる人も居たり)ので、その点でも利はあります。手描きアニメにも多分今後AIプリビズが浸透していくのだと思います。

 

今後、絵コンテマンは廃れてAIプリビザーみたいな職業が出てくるのかな、という気がしています。まぁそれはそれで世の流れなのでしょうがないですね。

昔、アニメの美術や撮影は手描き・手作業からデジタルに完全移行しましたが、廃れたか、というとそうではなく、手描きには出来ない表現を新たに獲得して、現在の美麗なアニメを作っています。プリビズも今後はそうなるのでしょう。期待が持てますね。ポテチン。

 

幼稚園の壁にぶつかる

 

預けていた保育園が2才児までの(すごくよい保育園だった)制限で、3才から別の幼稚園に通わざるを得なくなった。

 

そこで毎日のお弁当作り、園バス時間ギリギリの送迎、保育園より早い退園、土曜のお預けはナシなど、毎日のタスクがかなり増えてしまった。

うちは一人っ子なので、終始マイペースでなかなか忍耐力も付かないのが難しいところ。今日も遊びを中断させられギャースカ泣きながら園バスに乗っていった(園自体は楽しいらしく、あくまで遊びを中断させられたため)。

無論、親の時間がゴッソリ減るので、仕事も減らす方向で調整している。なんやかやでも子供の方が大事だからね。

 

これがあと3年も続くのか、という絶望がありつつも、我が子の成長にで楽になるといいな、という期待もある。いい思い出になるといいが。はてさて。

ベヒ猫・恋しま・ヤクザリーグ コンテ担当しました

2025年1月〜3月(冬アニメ)のお仕事実績です。

 

TVアニメ

「Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士として暮らしてます」

behemoth-anime.com

05話、10話のコンテを担当しました。

「どうせ、恋してしまうんだ。」

koishima-pr.com

04話、10話、12話のコンテを担当しました。

 

WEBアニメ

「ニンジャバットマン対ヤクザリーグ」

wwws.warnerbros.co.jp

コンテを担当しました。

 

実作業の時期はバラバラでしたが、なぜか公開が今期に集中。3タイトル6話分になりました。ありがたいことです。

内容も異世界おっぱい祭り、少女漫画原作、アメコミ原作と、表現の振り幅がすごいですが、どちらも楽しく描かせていただきました。

 

 

Xencelabsペンディスプレイ16で絵コンテ作業環境

 

絵コンテ作業環境を改善すべく、ずっと液タブ環境を試行錯誤してたけど、やっと理想に近い環境を構築できた。

 

僕が液タブで条件にしているのが

  • 画面小さめ(16インチ以下)
  • 高解像度(HDありえん)
  • 低遅延
  • 画面が熱くならない(汗っかきなので)

となると液タブよりもタブレットPCの方が条件に合う(特に遅延の少なさ)ので今まで使ってました。

液タブって特有のヌルッとした遅延とがあるじゃないすか。細かい動きに対応しにくい状況があって。特に絵コンテって絵の中にTU・TBとか細かい文字を書いたりすることがあるので、字が崩れたりするんですよね。

ただまぁ、タブレットPCはデスクトップより非力だしPC専用のペンしか使えなかったり、壊れたときの後継機が出るかどうかわからない。なので、タブレットPCを使いつつも液タブに乗り換えられるかの試行錯誤も進めていました。

 

いろいろ探しているとXencelabsペンディスプレイ16を見つけて購入。

www.xencelabs.com

4k解像度、有機ELパネル(発熱が少ない)、接続がUSB-C一本で取り回しがこれなら理想に近そう。

Wacomは?となるとWacomって板タブ以外のハードで微妙なところがあって。16インチでもHD止まりとか、厚くて重いとかボタン邪魔、とか。

 

早速XencelabsをMacStudioにセッティングしたが、首をかしげるほどの遅延ぷり。
特にびっくりしたのが、Macで見た目解像度を下げる(Windowsだと拡大率を上げる)機能で解像度を変えると、液タブが反応する解像度も下がって線がカックカクになるんすよ。まじか。これはあかんわ。

高い買い物したのになぁ、と諦めかけてダメ元で5年前に(2年前くらいに4070Tiに換装した)組んだWindowsPCに接続してみると、これがすこぶる快適。反応解像度、遅延もタブレットPCに比べて微妙にあるが、流石パワーは力だ。とりあえずはこの環境で進めてみよう。よかった…。

やっぱりMacはここらへん(グラフィック回り、外部機器回り)がまだ弱いんだなぁ、と認識。うーん…こっちも高い買い物なんだけどね。

 

ところで、VAIO Z Canvasという絵描きに特化したタブレットPCがあったけど、これはとにかく使いやすかった。スペアに2台買ったほど。後継機が出なくて終わっちゃったけど、後継機だしてくださいよVAIOさん。

 

2025年

もう開けちゃって半月ですが。

まぁ昨年はいろいろ生活の方でありまして。時間を確保するために仕事も絵コンテに絞っております。

 

お陰様で昨年はTVアニメ

「新米オッサン冒険者」 10話
「ハイガクラ」6話

のコンテを担当させていただきました。

 

今期は「Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士として暮らしてます」 2話分

behemoth-anime.com

 

「どうせ、恋してしまうんだ。」3話分

koishima-pr.com

 

合計5話分担当してます。

おっぱい祭りから少女漫画イケメンパラダイスまで振り幅がすごいですが、どちらも面白いコンテが描けたかなと思います。

来期以降もTVや配信アニメのコンテも公開・放送される予定です。

 

そんなこんなで仕事場もCGから絵コンテメインの環境を構築中で、傾斜がつけられるデスクを購入したところ、かなりよい使い心地で気に入ってます。ただ、お茶を入れたコップは滑ってしまいますが。
他にも3Dプリンターを久しぶりに購入したりと、QOLを少しでも上げていこうと奮闘中です。いい仕事はいい趣味から。しらんけど。

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

Pixel 9 Pro XL と 剥き身のPixel 6 Pro

Pixel 6 Pro を使い続けて3年弱。Pixel 9が発売されたので10月に機種変した。6Proと同サイズの9ProXLをチョイス。

 

前代のPixel 6 Proは保護ケースも画面保護シートも使わずほぼ3年間「剥き身」の状態で使った。画面に小さい傷はあるものの、割れも無くなかなか綺麗な状態。下取りに出すと満額返ってきた。イエーイ。

 

それ以前の機種はいろいろなケースを使ったり、画面保護シートを貼ったりしていた。でも、なんか分厚くなって持ちにくい。超薄型のケースを試してみたものの、やはりしっくりこない。画面保護シートはタッチの反応が微妙に悪くなるし。

ふと、スマホが一番持ちやすいのは何もつけない「剥き身」の状態なのでは、と気がつき、Pixel6の機種変の時に思い切って何もつけない状態で運用することに決めた。

試してみるとやはり持ちやすい。タッチの反応もよく、ストレスなく使い続けることができた。企業もデザインやプロトタイプの時点で試行錯誤を重ねているだろうから、当たり前っちゃ当たり前。

 

とはいえ、手が滑って落ちることもあると思ったので、MOFTのスタンドグリップだけはつけておいた。畳んだ厚みがちょうどPixelの出っ張ったカメラと同じ厚みになるので、机に平行に置けるのはよかった。

 

新しいPixel9もモチロン剥き身で運用中。画面がフラットになった分、画面端の傷は減りそうだ。

 

Googleストアポイントが結構溜まったので、Pixel Watch3 45mmとPixel Buds Pro2もほぼ無料で購入して運用。やはりGoogle製品で固めると連携がいいね。PixelWatch3は僕の使い方では丸2日持つので運用も楽でいい。

特にPixel Buds Pro2はAACだけども音はなかなかいけるし、ノイキャンがかなりいい。小さい筐体もあってか、歩いても風切り音がほとんど無いのは好印象。