ロマろぐ

オタクコレクターの人生後半戦記

自炊pdfをCalibreで管理することにした

 僕が本の自炊を始めたのが2004年ごろなので、そろそろ自炊歴20年選手。おかげで数千冊分のpdfが溜まっているけども、じゃぁそのpdfをどう管理するかで途方に暮れるのは自炊あるあるだと思う。それだけ、pdfを管理するソフトは少ないのだ。

 現状フォルダで管理はしているものの、著者で絞るとかはまず無理。ゲーム系の雑誌1000冊以上、アメコミのリーフ原書も600冊くらいあるので、エピソードの並びとかイベントとか関連性とかを整理したいけども、pdfやzip単体では不可能。

 

 流石にどうにかしないとな、ということで電子書籍管理ソフトのCalibreを導入。てか、まともにpdfを管理できるのは、今のところこれしか選択肢が無い。

calibre-ebook.com

 

 Calibreは一部でDRM解除プラグインで有名だけども、僕は膨大なpdfを管理するしか興味が無いのでスルー。電子書籍はサービスがいつ消えるかわからないので、よほどのことが無い限り紙で購入しているため。

 実はCalibreは数年前に試してはみたものの、階層での管理ができなさそうだったのであきらめていた。今回タグが階層に対応しているらしい、とのことで再度導入。
 フォルダ構造が独自仕様になり、ファイル名がヘンテコなローマ字に書き換えられてしまうけども、まずはジャンルタグで元のフォルダ構造になるようにインポートと整理をしていく。そうすると、エクスポートで元のフォルダ構造をある程度復号できるようになる。

 

インポートするとフォルダ構造が破棄されてしまうので、元のフォルダ構造を保つようフォルダごとにチマチマインポートしていくしかない。

 

最終的に3900冊強になった。我ながら溜めたねぇ。ここからバラバラだったファイル名を揃えたり、AmazonやGoogleBooksから書誌情報を引っ張ってきたり(なければ手入力)する作業がある。ひぃぃ。

 

表紙グリッドにすると新旧揃って楽しい

 

 Calibreを数日使ってみて、結構クセが強いソフトではあるが、欲しかったものの最低限は揃っているようだ。取り込んだ時期でzipだったりpdfだったりするのも、統一したシステムで管理閲覧できるのはいい。ただ、Webページを見てわかる通り、見た目が今風ではない。まぁしょうがないけど。

 あと英語圏のソフトって検索大前提・大正義なのが日本語に微妙に合わないのよね。あいつら入力時に言語変換する必要が無いから、データを整理せずに検索窓に入力した方が断然速い。
しかし他言語圏は検索するためにまずIMEを切り替えないといけない。さらに正規表現を挟むと、いちいち半角に切り替えないといかん。面倒MAX。なのでデータの整理が必要になってくる。

 こういうソフトでChatGPTのようなAIで検索できるようになってほしいよね。

 

まぁまだ自炊前の本や雑誌がたっぷりあるので、まだまだ長い道のりではあるが、整理の道筋はついた気がする。あとはCalibreが開発終了にならないことを祈るだけ。